平成22年1月20日
筋弛緩回復剤「ブリディオン®」承認取得 −革新的な作用機序を持つ筋弛緩回復剤−

シェリング・プラウ株式会社(本社:大阪市中央区 社長:マーク・ティムニー)は、本日(平成22年1月20日)筋弛緩回復剤「ブリディオン®静注200mg / 500mg(一般名:スガマデクスナトリウム)」の承認を取得いたしました。ブリディオン®は、旧シェリング・プラウ・コーポレーション(現:Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A)が創製した、新たな筋弛緩回復剤であり、平成21年9月現在、世界35カ国以上において承認を取得しています。

ブリディオン®は、筋弛緩剤ロクロニウム/ベクロニウムを選択的に直接包接して筋弛緩作用を不活化する、世界初の筋弛緩回復剤(SRBA:selective relaxant binding agent)です。このような革新的な作用機序を有するブリディオン®は、自発呼吸の回復を待たずに、深い筋弛緩状態からも速やかに回復することが可能であり、コリン作動性神経系への影響もない薬剤です。

【作用機序(包接化イメージ)】

ロクロニウム ブリディオン® ブリディオン®とロクロニウムの包接体

麻酔用筋弛緩剤は、1)挿管(術中の患者の呼吸を補助するチューブの挿入)操作をスムーズにし、速やかに人工呼吸を最適化する、2)術中、体動を抑制することによって合併症発生のリスクを低減するなど、全身麻酔時に重要な役割を果たします。しかし、患者背景により作用持続時間が遷延することがあり、術後の合併症を誘発することが問題視されており、速やかで確実な回復が必要とされていました。従来の拮抗剤では、深い筋弛緩状態からの回復効果に限界があるほか、残存筋弛緩や副作用の発生が課題とされてきました。
ブリディオン®は、手術終了時まで最適に保たれた筋弛緩状態を僅か数分で速やかに、かつ確実に回復することができます。そのため、ブリディオン®は、残存筋弛緩によって起こる重篤な呼吸器疾患などの心配もなく、術後のQOLに大きなメリットがあると考えられます。
全身麻酔中の筋弛緩状態を回復できるブリディオン®は、従来の手術時の筋弛緩管理に加え、緊急時の筋弛緩状態の回復にも改善をもたらします。 

Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.について
現在、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.は世界中が健康であるための努力を続けています。医薬品、ワクチン、生物学的療法および一般向けならびにアニマルヘルスケア製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上の国で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。さらに、さまざまなプログラムを通じて医薬品を必要とする人々への医薬品の寄付や供給を行い、医薬品へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。「Merck. Be Well.」
詳細については、 www.merck.com をご参照ください。

シェリング・プラウ株式会社について
シェリング・プラウ株式会社の親会社である、シェリング・プラウ・コーポレーションは、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A..と統合いたしました。 
シェリング・プラウ株式会社は、革新性を機動力に、科学を中心に据えたグローバルなヘルスケア企業です。独自の医療用医薬品の研究開発とビジネス・パートナーとの協働により、有効で安全性の高い革新的な医薬品とその最新情報を提供しております。
詳細については www.schering-plough.co.jp/ をご参照ください。